こんにちは。2児のワーママwebデザイナーのリリィです。
現在会社員として働いていますが、今後の働き方に悩んでいて、一度退職する事を検討中です。
実は、保育園の入園・在籍・退園についての条件は、各自治体によってかなり大きく異なっています。
地域の自治体のホームページに保育園の利用に関する条件が掲載されていますが、実際に問い合わせないと詳細まで分からない事も多いのです!
この記事では、実際に「保育園を継続できる方法」を自治体に問い合わせた私の体験談をまとめています。
保育園の入園・在籍・退園についての条件は、各自治体によってかなり大きく異なっています。退職を検討される際は必ずお住まいの自治体の保育課へ条件をご確認ください。
退職後も保育園は継続できるのか、自治体へ問い合わせをした
会社の退職を検討した際に
- 退職したら保育園は退園になってしまうのか
- 保育園を退園せず継続する方法はあるのか
これらの事が真っ先に不安になりました。
そこで、まずは地域の自治体のホームページを確認すると
保育園入所決定後すぐに転職して契約時間や日数が減った場合は退園になります。
このような記載がありました。
しかし、入所からしばらく経ってから転職し、契約時間や日数が減った場合はどうなるのか?その点については明記がありませんでした。
疑問に思ったので、まずは自治体の保育課に確認の電話をしてみました。
まずは、地域の自治体の保育課へ相談
退職を検討した際に、まずは自治体の保育課へ相談してみました。
確認した項目は、以下の3点です。
- 再就職までの猶予期間について
- 再就職の条件について
- 再就職の際の勤務形態について
これらの事について確認を取りました。
問い合わせた時の私の状況については、以下の通りです。
- 正社員で時短勤務を2時間取得中
(本来は8時間契約) - 子供は2人
(4歳クラス・1歳クラス) - 下の子は2020年4月に入園し、7月に転園している
再就職までの猶予期間はあるのか
まずは、再就職までの猶予期間について、役所に問い合わせてみました。
再就職までの猶予期間はありますか?
入所(転所)して1年間同じ仕事を継続し、実績不足等がなければ、求職活動期間を3ヶ月間認めることができます。
しかし入所(転所)して1年間経っていない、または入所後に転職して1年経っていない方は、求職活動期間を認められませんので、退職後に間を空けずに転職しないと退園になります。
このように、私の自治体は、以下のような再就職の決まりがある事が分かりました。
- 通常は猶予期間は3ヶ月認められている。
- 入園(転園)・転職して1年経たない場合は、猶予期間は無い。そのため間を空けずに再就職しないと退園になる。
再就職の条件について
再就職の条件についても、役所に問い合わせてみました。
※私は現在2時間の時短勤務をしていますが、就労証明書では「8時間契約」と記載されています。
保育園入園は、入所申請時のの就労内容によって点数を付け選考されています。そのため、勤務時間や日数を増やす場合は問題ありません。しかし、勤務時間を減らす場合は、点数が下がり、選考時にその点数だったら決定した保育所に入れなかった事になるため、退園となります。
正直、かなり厳しい条件だと思いました。
時短勤務を入社してすぐから受け入れてくれる会社はそうそう無いですし、8時間フルタイムでの勤務は私は考えていません。
ですので、まず今の職場でまず何とか1年働いて、1年経過後に相談に来て頂けますか?
「転園して1年経過後に、契約時間を減らす事に相談に乗ってもらえる!?なんかハッキリしないモヤっとした決まりだなぁ…。」 …と思いましたが、でもそれが自治体の決まりだから仕方ない。
私の自治体では、退職後の再就職の条件は、以下のような決まりがある事が分かりました。
- 入園(転園)して1年経たない場合は、今の契約時間より労働時間と日数が減ると退園になる。
- 1年経過後は、事前に保育課契約時間を減らしても問題ないか問い合わせが必要
このことから、退職は今すべきではないと思い、下の子が転園して1年経つまで退職せず我慢して働いたほうが良いという結論になりました。
再就職の際の勤務形態について
退職後の勤務形態を「フリーランス・自営業」に変更した場合についても、保育園を継続出来るのか役所に相談してみました。
フリーランス・自営業の場合
でも一つ注意しなければいけない点があります。指定する売上げ金額を達成できない状況が続くと、退園になってしまう可能性があります。
私の自治体では、「フリーランス・自営業の場合、指定された売り上げ金額を達成できないと保育園を継続できない可能性がある」という事が分かりました。
実際に、以下の内容が記載された書類を受け取りました。
フリーランス・自営業の場合、給与・売上を証明する書類の提出が必要です。売上げ金額は、県の指定する最低賃金926円×労働日数×労働時間を超えるようにお願いします。
3カ月連続して達成できない場合は、退園となってしまう可能性があります。
私の場合、現在は会社員として月間約20日・8時間働いています。
同じ条件でフリーランスとして働いた場合、自治体が指定する条件に当てはめて計算してみました。
県の指定する最低賃金926円×月間約20日×8時間=148,160円
ひと月あたり約15万円を3カ月連続して達成できないと、保育園を退園になってしまう可能性があるということです。
勤務時間・日数を減らしたら、目標売上金額も下がるので達成出来るかもしれません。
しかし、私の自治体では、入所後1年間は勤務時間・日数を現在より減らす事は出来ないので、それは不可能です。
その他に、こんな質問もしてみました。
いつまでに達成出来ないという明確な決まりは無いという事が分かりましたが、ある程度受注できる仕事の目処をつけて退職し開業しないと、半年間未達成になってしまう可能性がありえると考えました。
とにかく、保育園に継続できず通えなくなる事は、何としてでも避けたい!
今の私の状況では、フリーランスとして働くにはハードルが高すぎると思い、今は一旦退職を見送る決断をしました。
【相談した結果】私の自治体では、退職後も保育園を継続できる条件が厳しい
実際に自治体の保育課に話を聞きに行き、私の今の状況で退職すると、保育園に継続出来なくなってしまう可能性が高い、という事が分かりました。
退職するリスクが高すぎると考え、今は一旦退職は見送る事にしました。
しかし、下の子が転園して1年後(2021年7月)に勤務時間を減らす相談に乗って貰えるという事なので、息子が転園してから1年後に、また保育課に相談に行く予定です。
退職する前に、保育園を継続できる方法をお住まいの自治体へ問い合せることが必須!
実際に自治体の保育課に話を聞きにいったところ、私の自治体は保育園を継続する条件がとても厳しいと感じました。
(ちなみに、待機児童は少なく、比較的郊外の地域です)
条件は各自治体によってかなり違いがあり、以下のような条件の自治体もあります。
- フルタイム勤務から短時間勤務に減らしても、保育園は継続できる。
- フリーランスの場合、開業届を提出出来れば収入は問わない。
保育園を継続できる条件の厳しさは自治体によって様々です。
退職を検討される場合は、必ず事前にお住まいの自治体の保育課に連絡をし、継続できる条件の確認を取りましょう。
以下の記事では、会社を退職する際に、自治体の保育課に確認すべき事をまとめましたので、こちらもあわせてお読みください。